ミス首都大2014高井ひろえの読んだ!観た!感じた!

画像: プロフィール:ミス首都大2014 ミスコン全国大会にてフジテレビスポンサー賞を受賞

プロフィール:ミス首都大2014 ミスコン全国大会にてフジテレビスポンサー賞を受賞

「くそ」な世界を変えるために選ばれた1人目とは

両親は離婚。愛する母親はアルコール中毒。そんな11歳の少年トレバーが、社会科のシモネット先生の、「世界は変わる可能性がある。」という言葉に心を動かされます。そして、「世界を変えるためのアイディアを考えて、実行にうつしてみよう。」という授業の課題に取り組みます。
彼のアイディアは、「僕が、3人の困っている人に、その人にとって難しいことをしてあげる。その3人は、それぞれ次の3人に、同じようなことをしてあげる。」こうすれば、善意が広がってゆき、世界が変わるということでした。「pay it back(恩を受けた人に恩返し)」ではなく、「pay it forward(善意を次へ渡してゆく)」ということですね。

さて、トレバーが、「善意を渡す」第1人目に選んだのは・・・学校帰りに避難所を通りがかった時に、ふと目に入ったホームレスのジェリーでした。彼は、麻薬に溺れ、希望を失っている若い男性です。誰も彼を気にとめはしなかった。トレバーは、ジェリーを家に連れて行き、食べ物やお金を与えます。ジェリーはこのお金で、ちゃんとした靴や服を買い、職を見つけることができます。

でも、トレバーはなぜジェリーを選んだのでしょうか?「世界を変える」という大きな目的ですから、影響力でいうと大金持ちや有名人に目を向けたくなるものだと思います。例えば、大金持ちの人に善意を渡せば、誰かにたくさん募金してくれたり、、現に、ペットボトルに有名人の写真をつけて(許可を得て)、売ったお金を募金にまわすというボランティア活動もあります。なんだか、想像しやすいですよね。でも、まだ子供のトレバーにとって、それは難しいです。
だから、トレバーにできることをしました。ただし、「世界を変える」というゴールへの道筋は明確ではないです。きっと、トレバー自身も、ジェリーが次へ善意を渡すかどうかの確信もなかったし、どれだけの影響を及ぼしてくれるのかも分からなかったと思います。でも、世界を変えられると信じて、自分の目の前の1人から変えようとしてゆく。明確な道筋はわからないけど、いつか起こる奇跡を信じてがんばる。大きな決意の必要なことですよね。11歳の子供にとって、服や靴を買えるほどのお金って、大金です。

画像: www.pinstopin.com

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でも、トレバーは、ジェリーへの試みは失敗に終わったと受け取ります。ジェリーの部屋を訪ねたときに、結局麻薬から抜け出せていなかったと知るのです。トレバーにとって大切なお金や、時間をかけて親切にしたのに、無駄になってしまったと感じます。自分がありったけの努力をして助けようとしたのに、結局麻薬から抜け出せなくなったジェリーを見て、アル中の母を持つトレバーは悲しかったに違いありません。

それでも、世界が変わることをあきらめない

画像: www.listal.com

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そして、トレバーが次に善意を渡す相手に選んだのは、「世界を変える」課題をだした本人であるシモネット先生でした。

トレバーが次の挑戦をしようとしていたとき、アメリカではちゃんと「善意を次に渡す運動」が広まっていました。トレバーの努力の芽が少しづつ出始めていたのです。もちろん、トレバーはそんなことをまったく知りません。

効果がでているかも分からないし、まわりの大人も協力してくれるわけではない状態で、自分1人だけで「世界が変わる」と信じて、行動し続けるのは、心細いですよね。お金も、時間も失います。人の脳は、失うことがとても嫌いです。

だからこそ、トレバーの、可能だと信じ続ける気持ちの強さは、見ていて胸をうたれます。私は、もうすぐ社会に出る立場ですが、絶対にこれになれる方法とかは、あまりないと思います。試験に合格するために勉強するみたいな、確実な方法は分からないです。とにかく自分を信じて、やると決めたことをひたむきにやるしかないと思います。そんなふうに一生懸命走っている最中にも、100パーセント確実な方法ではないと、もちろん不安になります。

そんなとき、どれだけ自分を信じられるか。どれだけ可能になるよう願うことができるか。それが大切なんだよと、トレバーに教えられるような気がします。

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